納品して終わる
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Free article — 行動経済学 / B-07
決済が完了しました、の画面が出ます。あなたの通知が鳴ります。売れました。ここで、多くの売り手の仕事が終わります。
買った人のほうは、そこから始まります。ダウンロードしたZIPを開いて、中に入っている3つのファイルを見て、どれから開けばいいのかを一瞬考えて、いちばん大きいPDFを開いて、62ページあることを確認して、そして、そのタブを閉じます。あとで読もう、と思って。
この人は返金を求めてきません。文句も言いません。感想も書きません。ただ、二度と開かず、二度と買いません。そして、あなたの手元には「1件売れた」という記録だけが残ります。この記事は、その空白の10分の話です。
読んで15分ほど。購入直後の10分を設計する表つき。全文無料です。 この記事に入力欄はありません。答えの保存も、送信も、採点もしません。読み終えたときに、自分の商品の「購入直後の10分」を書き出せる状態になっていれば十分です。
説明より先に、一つだけ
ファイルは同じです。価格も同じ。違うのは、支払いが終わった直後に画面に出るものだけです。どちらのほうが、この商品を最後まで使えそうか、感覚だけで判定してください。
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ありがとうございます。3つのファイルが入っています。
いま開くのは、2番目のワークブックだけで大丈夫です。本編62ページは、あとで読みます。
最初にやることは1つです。ワークブックの01「材料棚卸し」に、いま売っている商品を一つ書く。3分で終わります。
そこまで終われば、今日はもう閉じて構いません。続きは、2〜3時間取れる日にやってください。
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Bには、新しいファイルも、追加の特典も、サポートも足していません。足したのは4行の文だけです。にもかかわらず、買った人が最初の一歩に着くまでの距離は、大きく変わっています。Aでは「62ページを読む」が最初の作業に見えていて、Bでは「3分で1行書く」が最初の作業になっています。
Aの何が悪いのか。丁寧だし、失礼でもない。ただ、Aは買った人を、いちばん重い作業の前に一人で置き去りにしています。「ご不明な点があればDMを」は、不明な点を言葉にできる人にしか届きません。そして、開いた直後に手が止まった人は、まだ何が不明なのかも分かっていません。
納品は、販売の終わりではなく、販売のいちばん最後の一手です。
満足の正体
1980年に、リチャード・オリバーが満足についてのモデルを出しています。いまでもこの分野の出発点として使われている枠組みで、中身は驚くほど単純です。
満足は、事前に期待していたものと、実際に受け取ったものの差から生まれる。期待を上回れば満足し、下回れば不満になる。商品そのものの絶対的な良さではなく、差のほうが効く、というモデルです。
この枠組みを受け入れると、売り手にとって不都合な結論が二つ出てきます。
販売のときに期待を上げすぎると、同じ中身が不満に変わります。「人生が変わります」で売った62ページのPDFは、62ページのPDFとしては良くても、人生の代わりとしては不足です。
つまり、売る段階の誇張は、売れたあとに請求書が来ます。返金の依頼という形か、沈黙という形かの違いだけです。
では期待を下げればいいかというと、それだと最初から買われません。差を作るために期待を削るのは、売上を削ることでもあります。
実際に効くのは、期待の高さを動かすことではなく、期待の輪郭をはっきりさせることです。何が入っていて、何が入っていないか。ここが曖昧だと、買い手は自分の願望で埋めます。
買い手が自分の願望で埋めた期待は、あなたが設定したものではありません。だから、あなたには満たしようがない。
「含まれないもの」を書くことが、売る前の作業ではなく、買ったあとの満足の設計でもある理由がここにあります。
この記事の前半をひとことで言うと、こうなります。購入後の体験を設計するというのは、サポートを厚くすることではなく、期待と現実のあいだにある空白を、あなたの側から埋めておくことです。
このモデルは、満足がどう形成されるかを説明する枠組みです。「期待を◯%下回ると返金率が◯%上がる」というような換算はできませんし、この記事でもしません。
最初の10分
2012年に、ベッティンガーらが大規模な実験を報告しています。米国の大学奨学金の申請についてのものです。申請書は複雑で、手続きの負担が原因で申請しない人が多いことが分かっていました。
実験では、いくつかの条件が比べられました。ひとつは、申請の重要性や補助額についての情報を提供する条件。もうひとつは、税務書類のデータを使って申請書をその場でほぼ埋めてしまい、送信を手伝う条件です。
結果として、実際に手続きを代わりにやった条件では申請と進学に差が出た一方で、情報を提供しただけの条件では、同じような差は見られませんでした。
摩擦は、説明では消えません。摩擦は、減らすことでしか減りません。
これは、購入直後の設計にそのまま効きます。「使い方はPDFの3ページ目に書いてあります」は情報の提供です。「最初にやることは1つです。3分で終わります」は、手間の削減です。前者はほとんど働かず、後者は働きます。
多くの売り手が、この質問に即答できません。作った本人にとっては、最初の一歩は「読み始めること」だからです。ところが買った人にとって、読み始めることは一歩ではありません。62ページという塊が、いきなり目の前に置かれた状態です。
一歩は、次の三つの条件を満たすものです。ひとつ、3分から10分で終わる。ふたつ、終わったことが自分で分かる。みっつ、終わると何かが手元に残る。この三つを満たす作業を、あなたの商品の中から一つ選んで、それを最初に指名してください。
最初の一歩は「1ページ目の1問目に答える」。読むことではなく、書くことを一歩目に置きます。
書いたものが残るので、条件3を満たします。そして、書けたという事実が、続きの2時間への態度を変えます。
最初の一歩は「自分の環境で一度開いて、名前を付けて保存する」。使い方の習得ではなく、動くことの確認を先にやります。
動かないまま放置される事故が、ここでほぼ消えます。
最初の一歩は「日程を1つ決める」。準備物のリストより先に、日付を確定させます。
日付が入っていない予定は、実行されません。準備は、日付が決まったあとでできます。
進んでいることが見えるか
ヌネスとドレーズが2006年に報告した実験があります。洗車のスタンプカードを使ったものです。
一方のカードは「8個集めると無料」で、スタンプは0個から始まります。もう一方は「10個集めると無料」ですが、最初から2個押してあります。必要な回数はどちらも8回で、同じです。それでも、最初から2個押してあるカードのほうが、完了する人が多くなりました。
著者たちはこれを、与えられた進捗の効果と呼んでいます。ゼロから始めるのと、すでに少し進んでいる状態から始めるのとでは、続き方が違う。同じ8回なのに、片方は「始める」で、片方は「続ける」だからです。
関連して、キヴェッツらが2006年に報告した研究もあります。目標に近づくほど行動が加速する場合がある、という内容です。進み具合が見えていること自体が、進み方に効きうる。
買った人に渡すべきなのは、白紙ではなく、少し埋まった紙です。
実務に落とすと、こうなります。ワークシートの1問目に、記入例をあらかじめ入れておく。手順書の最初の項目に、チェックが入った状態のものを置く。全12回の連載なら、0回目として「読む前にやること」を用意しておく。どれも、追加の中身を作る話ではありません。すでにあるものの、開始位置を変えるだけです。
もう一つ、地味ですが効くものがあります。全体の中で、いま自分がどこにいるかを示すこと。「STEP 3 / 全10」と書いてあるだけで、残りが見えます。残りが見えないまま進む作業は、いつ終わるのか分からない作業です。
念のため。これらは特定の条件で観察された効果であって、必ず完了率が上がるという保証ではありません。効果の大きさも、この記事では扱いません。
初期設定は、あなたが決めています
ジョンソンとゴールドスタインが2003年に発表した有名な報告があります。臓器提供の意思表示について、初期設定が「提供しない」になっている国と、「提供する」になっている国とで、同意の割合が大きく違っていた、というものです。
この報告の要点は、人が怠惰だという話ではありません。初期設定として何が置かれているかが、結果に大きく効きうる、という点です。そして、初期設定は必ず誰かが決めています。決めていないつもりでも、決まっています。
あなたの商品にも初期設定があります。ZIPを解凍したときのファイルの並び順。ファイル名の頭に番号が付いているかどうか。ダウンロードページで最初に目に入るボタン。どれも、あなたが決めたか、あるいは決めなかった結果としてそうなっています。
「01_本編.pdf」「02_ワークブック.pdf」「03_ワークブック編集用.docx」。番号が付いているだけで、開く順番が決まります。
逆に、番号がないと、たいてい容量の大きいファイルか、名前が最初に来るファイルが開かれます。それがあなたの意図した順番である可能性は、あまり高くありません。
「まず開くのは02です」と書いてあるかどうか。書いてなければ、買った人は自分で決めることになります。
決めるのは一秒の作業ですが、その一秒が入るかどうかで、続きの態度が変わります。
「本編は今日読まなくて大丈夫です」。これを書くと、62ページという塊が視界から一度消えます。
情報を隠しているのではなく、順番を指定しているだけです。あとで読む前提は、同じ画面に書いてあります。
この三つは、どれも新しいファイルを作りません。かかるのは、ファイル名を付け直す10分と、ダウンロード画面に4行足す10分だけです。それでも、買った人が最初の一歩に着く確率は変わります。
書き直してみる
見本を一つ用意しました。実在の誰かのものではなく、この記事のために書いたものです。売っているのは、ある技能を身につけるための教材だとします。
ご購入いただき、誠にありがとうございます。
以下のリンクより、教材一式(ZIP・約240MB)をダウンロードしてください。
ダウンロード期限は特に設けておりません。
内容についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
それでは、ぜひ最後までお楽しみください。
ありがとうございます。ZIPの中に4つのファイルがあります。番号順に並んでいます。
いま開くのは「01_はじめに.pdf」だけで大丈夫です。4ページしかありません。
最初にやることは1つ。4ページ目のチェックリストのうち、いちばん上の項目だけを済ませてください。5分で終わります。
そこまで終わったら、今日は閉じて構いません。02以降は、まとまった時間が取れる日に始めてください。目安は合計6時間で、3日に分けるのが現実的です。
うまく開けない、ファイルが壊れている、二重に決済された。このどれかなら、同じ購入セッションのページから連絡してください。それ以外の感想は、書く義務はありません。
AFTERに足したのは、ファイルの数、開く順番、最初の作業、所要時間、今日やめていい許可、そして連絡していい場合の限定です。減らしたのは「お楽しみください」だけです。中身は一文字も変わっていません。
この一行に抵抗を感じる人は多いと思います。せっかく買ってくれたのだから、勢いのあるうちに全部やってほしい。分かります。ただ、実際には、勢いで62ページを開いた人の多くは、勢いのあるうちに閉じます。そして、閉じたことが小さな失敗として記憶されます。
「今日はここまででいい」と書いておくと、閉じることが失敗ではなくなります。予定どおりに一区切りついた、という状態で終われる。次に開くときの心理的なコストが、これでかなり変わります。
手を動かす商品の、特別な事情
ノートンらが2012年に報告した「IKEA効果」という研究があります。自分で組み立てたものを、他人が組み立てた同じものより高く評価しやすい、という内容です。労力をかけたものには愛着が生まれる。
書き込み式の商品を売っている人にとって、これは良い知らせに見えます。実際、書き終えた人はその成果物を大事にします。自分の言葉が入っているからです。
ただし、この論文には見落とされやすい条件がついています。効果が観察されたのは、組み立てが完了した場合です。途中で解体させた条件では、同じようには働きませんでした。
完成すれば愛着になり、途中で止まれば負債になります。
半分だけ書き込まれたワークブックは、持っている人にとって少し重いものです。開くたびに、終わっていないことを思い出させる。だから、書き込ませる商品を売る人ほど、完了までの設計に責任があります。
具体的には三つです。ひとつ、途中で止まってもそこまでが成果物として成立する単位に切っておくこと。ふたつ、詰まりやすい箇所を先に名指しして、詰まったときの戻り先を書いておくこと。みっつ、全部やらなくても意味がある、と明記すること。
三つ目は、売り手としては書きにくい行です。全部やってほしいからです。でも、書かないと、途中で止まった人は「自分は失敗した」と結論します。失敗したと思った人は、二度と開きませんし、二度と買いません。
買ったあとに返ってくるもの
購入後に返ってくる反応は、大きく三種類です。三つとも意味が違います。そして、いちばん多いのは三つ目です。
期待と中身の差が、はっきり認識された状態です。差の原因が販売時の説明にあるなら、直すべきなのは商品ではなく説明のほうです。
デジタル商品では、購入後に気が変わったことを理由とする返品を受けるのは一般に難しい。それでも、二重決済やファイルの不具合は別です。この区別を、買う前のページに書いておきます。返金を約束するかどうかとは別の話です。
これは、まだ関係が続いている証拠です。手間はかかりますが、いちばん価値の高い情報が入ってきます。
特に「どこで手が止まったか」は、次の版に直接使えます。褒め言葉より役に立ちます。
いちばん多く、いちばん読み取りにくい反応です。満足して黙っている人と、開かずに終わった人が、同じ見た目をしています。
そして、売り手の側からはこの二つを区別できません。区別できないので、沈黙を満足として数えないほうが安全です。
沈黙を満足として数えないことは、売り手にとってかなり苦しい規律です。返金の依頼が来ていない、という事実は、何の証拠にもなりません。ただ、この規律を持っていると、購入後の設計を続ける理由が残ります。
沈黙が多い理由の一つは、連絡していい場合が書かれていないことです。「何かあればお気軽に」は、範囲を指定していません。範囲が分からないと、人は連絡しません。この程度で連絡していいのか判断できないからです。
だから、連絡してほしい場合を具体的に列挙します。ファイルが開けない。二重に決済された。書いてある手順のとおりにやったのに、そこで進めなくなった。この三つのように、事実として判定できるものを並べます。並べると、当てはまった人は迷わず連絡できます。
同時に、連絡しなくていい場合も書きます。感想を送る義務はない、と明記する。これは連絡を減らすためではなく、連絡の意味をはっきりさせるためです。義務がない状態で届いた言葉は、義務で書かれた言葉よりずっと役に立ちます。
そして、これは前の記事とつながっています。感想を持っていない売り手が、沈黙を「好評」と書き換えてしまう瞬間が、たいていここです。誰も文句を言っていないのだから、たぶん喜ばれている。この推論には、根拠がありません。
次の一件がどこから来るか
個人でXから売っている人にとって、次の購入者は、たいてい二か所からしか来ません。一度買った人がもう一度買うか、一度買った人が誰かに話すか。広告を出していないなら、ほとんどこの二つです。
どちらも、買った人がその商品を実際に使い終わっていることが前提になります。開かずに終わった人は、二度目を買いませんし、誰にも話しません。話す材料を持っていないからです。
ここが、購入後の設計が売上に効く経路です。満足度を上げるという曖昧な話ではなく、話せる材料が相手の手元に残るかどうか、という具体的な話です。
人が他人に話すのは、良かった商品ではなく、自分に起きたことのほうです。
この違いは大きい。「良い教材でした」は、話す側にとってあまり面白い話題ではありません。「これをやったら、自分の商品説明のうち4行が全部削れた」は、話題になります。主語が商品ではなく、その人自身になっているからです。
だから、購入後に用意すべきなのは、宣伝を頼むための文面ではなく、その人の手元に残る成果物です。書き終えた一枚。動くようになった設定。埋まったチェックリスト。成果物があれば、話す材料は自動的に生まれます。無ければ、どれだけ丁寧に頼んでも生まれません。
そして、これは頼んではいけない、という意味ではありません。頼んでいいのは、成果物が手元にあると確認できてからです。順番を逆にすると、まだ何も起きていない人に宣伝を頼むことになります。それは、相手にとっては最初の負債になります。
この記事が言っていないこと
上で引いた研究は、どれも限られた条件での報告です。区別しておきます。
そして、いちばん大事な限界を書いておきます。購入後の体験をどれだけ設計しても、中身が相手の問題に合っていなければ、満足は生まれません。この記事に書いたことは、良い商品が届かないまま終わるのを防ぐためのもので、良くない商品を良く見せるためのものではありません。
売り手としての線引き
初期設定を決められる人は、相手に不利な初期設定も決められます。進捗を見せられる人は、偽の進捗も見せられます。だから、しないと決めていることを書きます。
購入後の設計の目的は、離さないことではなく、たどり着かせることです。
手を動かす
いま売っている商品を一つ選んでください。まだ売っていないなら、これから売るものでかまいません。紙かメモアプリに、五行書きます。
五つのうち、01と05がいちばん書きにくいはずです。書きにくい理由は共通しています。どちらも、買った人の側に立たないと書けないからです。作った人の頭の中には、最初から全体像があります。買った人の頭の中には、ありません。
このページに入力欄はありません。書いたものはどこにも送られず、私も見ません。そもそも、受け取る仕組みを持っていません。
研究の出発点
上で使った枠組みは、私が考えたものではありません。元の論文か、出版社のページへのリンクを置きます。リンク先は英語で、一部は有料の場合があります。
Oliver, R. L. (1980)
A Cognitive Model of the Antecedents and Consequences of Satisfaction Decisions
Journal of Marketing Research(DOI)
満足は、事前の期待と、実際に受け取ったものとの差から生まれる、という枠組み(期待不一致モデル)。買ったあとに再審査が起きるという話の骨格です。
Nunes, J. C. & Drèze, X. (2006)
The Endowed Progress Effect: How Artificial Advancement Increases Effort
Journal of Consumer Research(DOI)
すでに少し進んでいる状態から始めると、完了率が上がることがある、という報告。最初の一歩を先に済ませておく設計の根拠として引きます。
Kivetz, R., Urminsky, O. & Zheng, Y. (2006)
Journal of Marketing Research(DOI)
目標に近づくほど行動が加速する場合がある、という報告。進み具合が見えることの意味を考えるために引きます。
Johnson, E. J. & Goldstein, D. (2003)
Science(DOI)
初期設定として何が置かれているかが、結果を大きく変えうる、という報告。「最初に開くファイルをどれにするか」も設計だという話に使います。
Bettinger, E. P., Long, B. T., Oreopoulos, P. & Sanbonmatsu, L. (2012)
The Quarterly Journal of Economics(DOI)
手続きの手間を実際に減らすことと、情報を与えるだけのこととで、結果が違ったという大規模な実験。「摩擦は説明では消えない」という論点の根拠です。
Norton, M. I., Mochon, D. & Ariely, D. (2012)
The IKEA effect: When labor leads to love
Journal of Consumer Psychology(DOI)
自分で手を加えたものを高く評価しやすくなることがある、という報告。書き込む商品の扱い方を考えるために引きますが、完成しなかった場合には当てはまりません。
私はこれらを、傾向の向きとして引いています。「こういうことが報告されている」までが、この記事の主張です。効果の大きさは書きません。そして、ここで売っている第1章が4,980円に見合うことの証明としても、一切使いません。研究は、商品の値打ちを保証しません。
この記事は、ここで終わりです
五つの質問のうち、04で止まった人が多いはずです。1週間後にその人がどこにいるか。これは、購入後の工夫では埋まりません。商品そのものが、どこからどこまで運ぶものなのかが決まっていないと書けないからです。
有料の第1章『ポジティブを商品にする』は、あなた自身の経験を「誰に、何を、いくらで、どこで届けるか」の9項目に落として、一枚の商品設計書にする実践章です。その9番目が、そのまま「購入後の体験」です。ワークブックの08で、購入直後の5分、1日後、1週間後を書く欄があります。この記事でやってもらった作業の、少し詳しい版だと思ってください。
本編PDF62ページ、書き込み用のワークブックPDF27ページ、同じワークブックのDOCXの3点で、4,980円。2〜3時間かけて書く章です。読むだけだと、成果物は手に入りません。
そして、この記事の内容からすると書いておくべきことがあります。この商品自身の購入後の体験は、まだ厚くありません。支払いが確認できたあとのページから3つのファイルを受け取る、そこまでです。第1章のページには、9項目をこの商品自身に通した記入例が置いてあり、そこにも同じことが書いてあります。この記事を読んだあとで見ると、私がどこを直しきれていないかが見えるはずです。
この記事で引いた研究は、第1章が4,980円に見合うことを証明しません。研究が示したのは、満足が期待との差から生まれうること、摩擦は説明では減らないこと、それだけです。値打ちがあるかどうかは、中身を見てあなたが決めることです。
先に、向いていない人を書きます。次のどれかに当てはまるなら、買わないほうがいいです。
ここまでが、無料で読める7本目です。7本とも、登録も購入もなしで最後まで読めます。読んだだけで足りたなら、それがいちばん良い結果です。